2021年3月11日木曜日

鎮魂の一日

  東日本大震災から10年が過ぎた、おやじは悪性リンパ腫で死線を彷徨っていた。震災の二日後に治療で入院した、ベッドの上で被災されたニュースを見続けていた事を思い出す。震災当日は広島の出張帰りで高速を走っていたのだがニュースで震災を知った。大阪に戻り被害の甚大さに驚きこのまま入院しても良いのだろうか、何か出来る事は無いのかなど考えて主治医に連絡したら、今、治療しないと手遅れになる!と云われた、何か心に蟠りが有ったが入院する事にした。

 この年を境に人生が大きく変わった事は間違い無い、5ヶ月の入院して3ヶ月の自宅療養を経て会社に戻ったが、抗がん剤は元々の持病の心臓に大きな負担がかかり元のようには動けない、会社側から見ればお荷物なのだろう、毎日「しんどそうやなぁ引退すれば」と云われ出した、結局1年後退社する事になった。

 10年ですか、早いものです。又、来年の今日も同じ事を思うなのだろう。

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