大震災から５年

　毎年同じ事を書いてしまうが、おやじはその日広島出張の帰り道に情報を得た。大阪に戻ると世の中が大騒ぎだった、そしておやじは悪性リンパ腫で入院する２日前だった。ベッドの上で毎日ニュースを見ていた、何も出来ない事に歯痒く思った事を思い出す。入院していた病院からも現地に派遣されていた。
　あの日から日本は大きく舵を切る事となる、復興は勿論の事だが原発の問題が大きく圧し掛かってくるのだ。５年経っても一向に改善されない、運が悪かったでは片付けられないが、福島第１原子力発電所は沸騰水型と云うアメレイカのGE社製なのだが、当時もうアメリカではその型式の原子炉は古く、余り物を日本に売りつけ代物なんですよ、そんな代物と関西の加圧式と同じにに扱ってもらっては困る。だから、加圧水型原子炉ばかり再稼働許可が出るのだ、そんな事も判らない連中ばかりが反対する、３０人の声が大きかっただけなのだ。賛成の声を出しずらい世の中になっている事が問題なのだ。