又、あの日が来た

　６年、長いようで早い。悪性リンパ腫で入院する２日前だった、この事は毎年書いて来たが、おやじにとっても人生のターニングポイントだった気がする。
　６年でおやじの体はかなり激変した、ガンを取るか心臓を取るかでガン治療を選択した。これは仕方無い決断だった、リンパ腫を放置すれば確実に２年の寿命だった。しかし抗がん剤の影響で弱っていた心臓は拡張型心筋症を加速する結果となった。
　もう心臓にもう余力が無くなってしまった、ただ生きているだけの生活となり果ててしまい、色々な弊害も重なり医者からも見放される程の状況みたいだ。後何年生きる事が出来るのだろうか、しかし生物としてのみ生きる選択はしたくない、最後まで人間として生きたいと思っている。もう夢は持たないが、人生の後始末だけはしっかりしたい。