2015年7月30日木曜日

今、思う事

 退院して1週間になる。何時死んでもええわ!などと思っていたが、その時がやって来ると人間弱いもので、119に連絡してしまう、不思議なものだ。思い返すとあの腹痛は今まで多くの痛みを味わってきたおやじでも初めての痛さだったが、病院でのAIDの電気ショックの痛さは腹痛を忘れさす痛さだった。まだまだ甘い!と感じた瞬間やったね。
 何故こんな事が起こったのか判った、心拍数の低下1分間10~12回では意識が混濁し全身に血液が回らなくなり、各内臓が虚血状態となり激痛が走るのだそうだ。なるべくしてなったこの症状は、医者の処方する薬の分量が多かった事によるものだ。早く言えば、患者側から見れば「医療ミス」なんだろうが、このような医療ミスは氷山の一角にもならない。今回はおやじが生きているので判った事なのだろうが、死んでいたら、「最善は尽くしたのですが・・・」とか言って終わる話なのだろう。何年も前から服用している薬なのだが、今の主治医の3代前の医者の説明では、良い薬なのだがリスクも多い、量を間違えると心臓に負担がかかる、と言われていた薬なのだ。その時の薬の量と今回倒れる時の量は7倍の違いが有る、今はその半分なのである。
 結果を言えば、大病院では患者が医者を選ぶ事は出来ない。今の医者は患者を診ない、見ているのはパソコンの画面だけなのだ、電子カルテになってからは文字でカルテに記録しない、検査データしか診ないのでこのような事が起こるのだろう。所詮患者は研究データのモルモットなのだ、そして医者同志は仲間意識が強いので必ず患者は言い負かされる、セカンドオピニオンなどと言う言葉が有るが系列の医者では力にならない、そしてセカンドオピニオンの存在などを仄めかせば、その医者のプライド的に患者との関係が上手くいかなくなるだろう。
 患者は医者の匙加減一つなのだ!と言う事をつくずく感じたのでした。

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